北電からの賃料収入! なんと年間1500円(笑) そしてゆうちょ最強

昨日、北電(北海道電力)の稚内支店から電話が。

 

キックスタート!物件に、北電の電柱を支えるための支柱が設置されており(写真)、そのため、「土地の使用代として、年額1500円をお支払いします」とのこと。

 

この件、確かに売買契約を仲介していただいた不動産屋さんから聞いていました。はっきり言って記憶に残らない程度の額だったので、忘却の彼方でしたが、ちゃんとその件を律義に連絡いただいたというわけです。

 

どうやって名義変更を察知したのか……と思ったのですが、すでにキックスタート!の電力供給については、私の名義で北電と契約を開始しており、それで察知したものと思われます。

 

ただ、北電の方が「登記簿を見ますと、所有者の住所が名古屋のようですが……」とのことで、ちゃんと法務局で登記簿を入手されたのでしょうか?わざわざ年間1500円のためにご苦労様です。

 

そこで、名古屋まで必要書類をお送りいただくとのこと。こうやって私有地に北電が構造物を設置している場合は、ちゃんと賃料を支払うのですね。ただその算出根拠が何なのか、気になるところではあります(別に安いと不満を申し述べているわけではございません)。

 

あと、「振込口座は道内の銀行のみなのですが……」とのことで、「ゆうちょはだめですか」と聞くと、「ゆうちょは可能です」とのこと。さすがはゆうちょ、最強です。

 

実際、稚内で生活してみると、ゆうちょの力は絶大です。稚内市内だけでも17店舗あり、周辺自治体でも必ず店舗があり、ATMがあります。特に稚内ではコンビニはセイコーマートしかなく、セブンイレブン等のコンビニATMのように多数の金融機関に対応していません。

 

こうした状況で、稚内において全国展開している金融機関はゆうちょのみ、とも言えます。ゆうちょATMでの引き出しは無制限(手数料がかからない)など、利便性も抜群。特定局では土日のATM利用に時間制限もありますが、至る所に店舗がありますので、十分にそれをカバーしているといえるでしょう。

 

さらには、他の銀行からもゆうちょ口座に振り込むことができることから、特に稚内のような地方部では、相当の力を発揮します。

 

このことに気づいた私は、休眠していたゆうちょ口座を復活させ、場面に応じて使うようにしました。特に下勇知の家の家賃は、郵便局の振込票で払うことになっているのですが、ゆうちょ口座のカードを使うと、そこから引き落とされるので、イチイチ現金を入れなくても済みます。

 

そのゆうちょ口座へは、私のメインバンクの振込手数料無料回数の範囲内で送金しておけば、手数料もかかりません。ちなみに、このメインバンク、ゆうちょATMからの引き出し手数料も無料で、稚内で本当に重宝しています。

 

都市部ではコンビニATMが便利で、私もそれらを主に使っているのですが、特に最北まで来ると、ゆうちょのありがたさを実感しています。これも地方部を支える重要なインフラですね。

 

(追加)かつて国立大学が国の直営だった時代、ゆうちょ口座からの授業料引き落としや、教職員の給料振り込みは、「官から官への利益誘導」という論理で不可だったそうです。法人化後はこれが緩和され、地方の国立大学はゆうちょ対応可能になっていると聞き及んでおります。実際、そうすべきだと思います。何であれ、学生・教職員にとって便利であればいいと思うのですが。