浅川晃広・村木築磨

日本最北移住起業論(最北出版、2022年4月)

 

日本最北端の街、北海道稚内市で二人の関西人移住者が出会った!

ここから始まる前例のない地方起業の挑戦。

都会に住むリスクが明らかとなった今だからこそ伝える、地方への移住、そして起業の成功体験。

密集を抜け出し、人間性を取り戻すエッセンスが詰まった一冊!

 

【目次】

はじめに

 

第1部 大学教員から個人事業主へ 最北で愉しむ「第二の職業人生」(浅川) 

第1章 二地域居住、そして拠点開設

なぜ稚内に/移住体験住宅入居/二地域居住の開始/真の豊かさとは/移住者を探して/移住者向けシェアハウスの構想/キックスタートの立ち上げ/キックスタートの理念/極寒の宗谷岬コーヒー配布/拡大する新規事業

 

第2章 完全移住と起業

コロナ禍と完全移住/個人事業主としての再スタート/簡易郵便局の立ち上げ/ユニバーサルサービスの拠点/「施設」の強み

 

第3章 最北で考える雇用、移住、エコ

「地方に仕事はない」のウソ/「雇用」はないけど「仕事」はある/移住の階段/「感覚」で選べ/知識・技術、資金、謙虚さ/密集のコスト/密集はエコに反する

 

第2部 昼夜二交代から「日本一楽しい仕事人」へ(村木)

第1章 北へ、北へ、最北へ

生い立ち/工業高校に入学/鉄工メーカーに就職/なぜ移住したのか/なぜ稚内を選んだのか/きつかった昼夜二交代制/運命を分けた看板/まずは移住体験住宅に

 

第2章 日本最北端の便利屋として起業

起業準備/起業して最初の仕事/稚内での起業開始/リフト上の採用面接/転機となったサハリン旅行/わずか190キロ先の異文化/人生が大きく動いた/便利屋師匠との提携/動画編集収入の壊滅/転売、清掃、除排雪/浅川との出会い/ビル管理会社のお手伝い/キックスタート管理人に就任/軽貨物運送・キック運輸/ユーチューブ動画が仕事に/伐採、郵便局・行政書士補助者、古物商/毎日楽しく仕事

 

第3章 こうすれば地方起業はうまく行く

第1節 起業してよかったこと

①好きな仕事をする充実感/②時間や曜日に縛られない/③たくさんの人とのつながりがある/④技術を身につけ、自分自身の鍛錬になる/⑤感謝の言葉をかけてもらえる

 

第2節 移住・起業の失敗談

①貧乏思考の怖さ/②宣伝、広告活動を行ってなかった

 

第3節 移住起業するために重要なこと

①人とのつながりを大切に/②冷やかしに動じない/③職種の複数化/④寒さに強くなること/⑤がっつきすぎないこと/⑥小さな仕事でも丁寧に/⑦信用される人になる/⑧人と自分の時間を大切に/⑨知識と知恵の重要性

 

第4節 移住して分かった世の中の嘘・洗脳

①田舎に行ったら仕事がない?/②成績が良くなかったらいい仕事に就けない? 起業できない?

 

第4章 稚内移住・起業に役立つオススメ資格

北十氷の保有資格免許等/普通自動車免許(MT)/小型車両系建設機械(整地等)/第二種電気工事士/玉掛け/小型移動式クレーン/刈払機取扱作業者/チェーンソー/2級ボイラー技士/大型免許

 

第3部 最北移住者対談 最北でかなえる「令和の働き方」

稚内で初めて出会った二人の関西人/レベルアップした4年間/1+1=10/「必殺仕事人スタイル」/稚内だからこそ「目立つ」/引越業務イコール旅行/DNAに従うとうまく行く/現業系こそ代替されにくい/コロナの前に先取り地方移住/「日本一楽しい仕事人」/「着せ替え人形」という名の事業複数化/資格は思い立ったら取れ/最北で「好きを仕事にする」

 

あとがき

 

最後に